高知、梅雨入りしました。(6月頭に)
梅雨入りは、
・晴天が2日以上続いた後
・梅雨前線の影響と前日と本日が雨
・その後1週間の天気が雨か曇り
の3つで判断しているとのこと。確かに6月頭はそんな天気だった。
例年より早いような気もしますが、梅雨入りです。
梅雨といえば、紫陽花。6日に見に行ってきました。
特別花に詳しいこともないワタクシですが、花を見るのはそこそこ好き。特に好きな花が睡蓮と紫陽花。まだ早いのかなと思いましたが、見頃なところもありました。
高知で紫陽花といえば、野市か春野が頭に浮かぶほど有名。春野が行きやすいと思い行ってきました。
「あじさい街道」は通りやすいけども、じっくりとは観賞しづらいかなーと、そことは少し離れたところに行ってみたところ、まだそこまで咲いていない。やはりまだ早いのか?
あとは、紫陽花の有名な神社があるのでそこに行ってみようと。
名前は【六條八幡宮】。今まで行ったことはなかったものの、前の道は通ったことがある。紫陽花が有名な場所だとは知らなかった。紫陽花が咲いていたことでようやくその存在に気付く。
目の前にある駐車場に停めて神社へ。土曜日だったこともあるでしょうが、中々に人が来ておりました。
駐車場から見れば、小さい神社(実際にそうだけれども)で紫陽花がちょっと見えるくらい。これで名所なのか?という疑問もあったが、鳥居を越えると、紫陽花がいっぱい。なるほどなるほど。というより、思った以上に紫陽花がお目見え。神社自体とても広いということはないけれど、色んなところに咲いています。
種類がとても豊富。綺麗に咲いているものが多いが、中にはまだ早かったものも。
枯れ木に紫陽花を活けているものも。作品だーね。
広場にて紫陽花の販売もしていました。綺麗な紫陽花を買って行く人がちらほら。値段はモノによるものの、1500円前後の様子。その他、手作りの和柄マスクや野菜も売られていました。
にしてもこんなに種類あるんだと驚いたと同時に、どれもそれぞれに面白く、綺麗。
見ていると欲しいな、家にあると風流だろうな、と思うものの、「誰が水をあげるんだい?」というラピュタのおばさん的な声が聞こえてきて、踏みとどまる。その服は誰が縫うんだい?のおばさん。
説明文の通り、花期が異なっているようで、まわりから咲いている。白い鳥がまわりを飛んでいるかのような紫陽花。
花も綺麗だが、名前が何より目立っているという。
名前が渋い。そして立派で力強い青。
個人的には、この万華鏡というのが気に入りました。写真ではややわかりにくいですが、単純な桃色ではない。名前の通り白色とのグラデーションが万華鏡のよう。どこか壊れそうでいて繊細な色合い。まるでガラス細工のような紫陽花でした。
広場を過ぎて裏手に回ると、そこにも駐車場があり、そこに行くまでにも紫陽花が咲いている。
ごついパイプが間を通り、これはこれで面白い光景だった。
あじさい街道のような場所は道沿いに並んで紫陽花が咲いている。徳島の名所にも行ったことがあるが、そこも固まって紫陽花が咲いていた。ここのように広範囲に多種類があるところは初めてだったので、とても面白かった。
さて、満足したし帰るかと思っていると、クマバチが蜜を集めておりました。「ブーン」と羽音が凄いものの、大人しい雰囲気が伝わってくる。静かに観察させてくれました。ある程度集め終わったのか、体に花粉もくっつけて、何の迷いもなく遠方へ飛び立っていきました。あんなにビューっと一気に見えなくなるまで飛んでいくので、面白いと思ったことだった。
紫陽花と雨のコラボレーションが好きなので、本当は雨が降ってほしかった!天気予報では雨でしたが、曇りのまま雨は降らず。
また別の機会を見て、違うところにも行ってみようかというところです。
余談
よくイラスト等で、紫陽花の葉に乗るカタツムリの絵があります。
が、あれは嘘というか、誤解を生むものです。梅雨の時期といえば、紫陽花やカタツムリなので、合成させてイメージを膨らませているだけなのかな?
紫陽花には毒があり、口にすると中毒症状が起きるようです。中には毒素が検出されなかったものもあるようですが、基本的には毒があるので、紫陽花の葉を口にして中毒症状を起こした方がちらほら。そのため、カタツムリをはじめ、虫なども紫陽花にはまずいない。
実際にリアルな紫陽花を想像すると、確かにいないと思われるのではないでしょうか。
食べなければ問題ないので、鑑賞するには何も問題ありません。もとより食べるという文化はないので心配ないと思いますが、オシャレだからといって和菓子の皿受けに使われているなどのことに遭遇しましたら、食べない方がいいでしょう。
紫陽花のお茶「甘茶」というのがあるそうです。普通に飲む分には問題ないようですが、濃いものを飲んで中毒症状を起こしている例があるようです。そちらにもくれぐれもお気を付けください。
あ、あと、土壌によって色が変わることで有名な紫陽花ですが、品種によっては土壌の影響を受けないものもあるそうです。
6月頭とは思えない暑さに梅雨の湿度も合わさって、これからは大変過ごしにくい時期になります。熱中症や日焼けも怖いところです。うまく気温や湿度と付き合いながら、梅雨ならではの楽しみを追い求めていこうと思います。みなさまもお気を付けてエンジョイを。
☆六條八幡宮
〒781-0304
TEL 894-3814
駐車場あり