omiは不発弾

高知っていいところだよねぇ。

ポタリングに行ってきた【佐川町】

 こんにちは。暖かい日が続くようになって、外で過ごすのが気持ちよくなってきました。明日なんかはむしろ暑くなりそうです(汗

 

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久々の愛車

 

 さて、本日はポタリングに行ってきました。

 ポタリングってなんぞや?と思う方が多いように思います。簡単にいえば、"散歩するように気軽に行うサイクリング"です。簡単にいえばというか、もうそのままです。

 個人的に、サイクリングといえば自転車散歩のつもりで乗っていたので、ポタリングという言葉が聞こえ始めてから、なんじゃそりゃ?と思っておりました。今まで自分がしていたのはサイクリングではあるのだけれども、ポタリングでもあるというべきなのかな?そこらへんはちょっとわからないwww

 

 コロナウィルス云々で不要な外出は自分も控えておこうかなとは思いつつ、3密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けて体を動かそうと思えば、もってこいだなと。

 健康的な体作りのためにも運動はしたい。リフレッシュもしたい。もってこいだね。

 

 とはいえ、自転車に(ちゃんと)乗るのは実に2年ぶりなんじゃないかと思う。一昨年の夏の土佐センチュリーライドに参加したのを最後に。(昨年は不参加)

 通勤も基本的にはバイクになって、ほとんど乗っていない。よくて、近くのコンビニに行ってきます!という程度。

 近すぎず、遠すぎない場所というより、きつくないところにしよう。と思い、【佐川】にしてみました。高知市より片道約30kmの位置にある田舎です。

 

 ポタリングだし、格好も気楽にいこう!とジーンズで。靴はビンディングシューズにするか悩みながらも履くことに。

 

 ビンディングシューズとは:

 靴裏に"クリート"という金具を取り付け、自転車に取り付けたビンディングペダルとカチッと固定します。結果、自転車に乗った時にペダルに足がくっつくおかげで漕ぐ力が伸びるアイテム。

 もっと具体的にいうと、足がペダルから離れないので、踏み込んだ時に滑ることがない。安定したペダリングができ、速度維持もしやすい。踏むだけじゃなく、足を上げる動作でもペダルを漕げるので疲れにくい。

 と、メリットを書いてみましたが、デメリットもあります。

 まず、慣れていないと立ちごけします。そりゃ、靴がペダルにくっついてしまうので、咄嗟に外せなかったらこけるしかないです。お家柄というべきか、小さい頃からやりなれてるので、わしはこけたことはないけれど、こけそうになったことはある。足つった時とかw

 あと、ペダルにくっつけるという動作を乗り始めにしないといけないので、坂道スタートがちょっと大変。もたついて登りがしんどくなる。

 そして、この靴を履いていくか悩んだ最大の理由は、歩くのには向いていないこと。走るために作っているので、歩くことなんかほぼ考えてないですw 歩けないわけではないけども、クリート部分が破損する恐れがあります。ものによっては埋め込み式で、そのデメリットが軽減されているものもあるけれど。

 

 ということで、本当は佐川町の牧野公園でプチお花見をしようと思いましたが、コロナうんたらもありますし、人が多ければやめると考え、もとより歩かなくてもいいか、となりました。

 

 さて、久々の愛車を引っ張り出してきて、れっつら5,4,3,2、1、0、ファイヤー!

 

 余談ですが、この愛車は親父殿が組んでくれました。子どもの頃から何かを買って与えられたという思い出はほとんどなかったものの、自転車趣味の親父殿は自転車にだけは激甘でした。でも、反動で自分が自転車に興味がないというw 趣味が増えたのに合わせて冒険心も沸き、旅のツールとして自転車を使うようになりました。乗る専門で詳しいことはない!w

 仕事で自転車が必要になった時、それを聞いた親父殿が「新車組んでやろう」と言い始めました。カタログから好きなのを選べ!と言われて選んだのがこのフレームでした。コルナゴ(自転車メーカー)の何がいいかも知らないながら、クローバーのロゴ可愛いなと思っただけですw 自転車ファンにボコボコにされそう(汗

 にもかかわらず、その1年後ぐらいに大型バイクに乗り始めたものだから、オートバイをライバル視する親父殿はカンカン。家から出ていけとまで言われたことだった。

 と、そんな自転車ですw

 

 ということで、サイクリングショップヤマネをスタート地点に、まずはいの方面に向かうことにしました。柳瀬(仁淀川沿い)から山を越えて佐川入りするルートを選択。

 

 

 通っていた高校がいのにあるので、当時の通学路を思い出しながら進む。懐かしい。

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朝倉の電車通り 車道も併用している為、慣れない人は困る

 写真左側はまだいいとしても、右側は車道の上を線路が走っています。この意味わかります? 慣れない人はここを決して通りたがりません。

 とはいえ、自転車なので関係なく。この光景も懐かしい。自転車という目線だからなおさら。

 出発時はやや寒いかなと思いましたが、乗っていると体が温まってきて気にならなくてきました。むしろ日焼けが気になってきた汗 これから山方面に向かうけど、どうかな?

 

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朝倉駅

 よく信号待ちしてました、この交差点。写真左に移る喫茶店「木古里(きこり)」のことを、高校当時に友人がもっこ○」と呼んでいたことを思い出した。いや、うまいけどw 風評被害になるようであれば、すいません汗

 

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サニーアクシスいの前

 電車が通っていくのも、自転車から見る景色はまた違うなぁ。これもまた懐かしい。

 

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香川じゃないけど、琴平トンネル

 いの駅から、そのまままっすぐ行かずに右折し、住宅街を進むルートを選択。住宅街入る前にあるトンネルは香川っぽい。このトンネルを抜けて右折すると土佐山の方に行ける。一度バイクで通ったことがあるが、中々の狭い山道だったなぁ。

 

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 いの、仁淀川といえばここを思い浮かべる人も多いんじゃないかというところまでやってきました。橋を渡ってまっすぐ行けば佐川ですが、あえて渡らずに、川沿いに上がっていきます。ちらほら桜を見ることもでき、綺麗。もちろん、仁淀川も綺麗。車も少なくなります。

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道の駅 QRAUD

 ここで小休憩。山越えといっても、そんなキツイ山ではないのだけれど、軽食として濃厚チョコブラウニーを買っておく。あと水分をチャージ。

 あ、なんだかんだ湿気は少ないのかな。喉がすぐに乾きます。喉の乾燥から病気をもらわない為にも、こまめに喉を潤しながら。

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寝てた

 にゃーと言いながらこっちを凝視。

 

 

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名越屋沈下橋

 QRAUDをさらに3kmほど進むと高知名物?の沈下橋があります。高知市内からアクセスできる沈下橋では一番近いところにあるんではなかろうか。一番近いといっても、もう田舎ゾーンで綺麗な仁淀川に架かる橋だけに、いい雰囲気です。

 沈下橋ルートに用がない為、そのまま過ぎ去ることは何度もあった。今日のコース的に渡っても問題ないぞと、名越屋沈下橋を初通行。

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 車一台が通れるぐらいの幅で、途中にちょっと歩行者や自転車が道を譲れる路側帯的なものがある。

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名越屋沈下橋の歴史

 渡るの気持ちよかった。人っ子一人おらず、気持ちいい風と川のせせらぎに挟まれます。

 沈下橋を渡ってから右折し、佐川方面へ行く山の上り口を目指します。こっち側はこの付近に住んでいる方しかいないので、さらに人通りもない。小学校で縄跳びしている子どもたちが数名いた程度。

 

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 佐川への上り口に到着。そんなきつい山だった記憶はないが、久々の自転車で大丈夫か不安(汗 バイクでは何度か通りましたね。そんな距離もなかったはず。きつい斜度もなかったはず。

 

 

 

 

 

 

 

 しんどい泣

 

 

 

 

 

 

 まず、上り口前で足を止めて写真撮ってる場合じゃなかった。これまでのリズムに乗った足が崩れ、上り始めた瞬間に足が悲鳴をあげる。これはポタリングなんだから、足止めたっていいんだよ!と思いながらも、止めると負けな気がすると思ってしまい、頑張って上る。

 

 

 

 瓶ヶ森林道を思い出せ。。。

 

 

 

 と、時折言いきかせ、何とか上りきる。瓶ヶ森林道の辛さに比べたら、軽いもんよ。(でも今日はかなりしんどかった。。。

 瓶ヶ森はUFOラインという名前でも有名な場所で、CMにも使われたことのある絶景の場所です。ドライブやツーリングのコースとして人気があるので、土日は人が多い。上り口から20km近く上りで、斜度がきつい部分もあるのでしんどい。何よりUFOラインに出るまでの道が、似た景色である、またはそう見えるので、精神的にも追い込んでくる(自転車の場合)。

 

 に比べるとマシで助かった。実際、20分くらいで上まで行けたんじゃなかろうか。20分もかかったかな? とはいえ、汗だくにはなったw

 

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 上りきったところにある「佐川町」と書かれた看板を越えると、桜がお出迎え。綺麗なのを理由に休憩。車も一切というレベルで通らず、空気も綺麗。ここからは下りになります。

 

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シロバナタンポポ

 この前、牧野植物園に行っていまして、ちょうどタンポポ展示をしていました。

  ウル覚えですので、やや間違いがあるかも知れませんが、昔、高知はこのシロバナタンポポばかりだったそうです。外来種だったかな?のキバナタンポポが東北方面で見られ、それが全国にまで分布を広げるだろうと牧野富太郎は言ったそうです。

 実際にキバナタンポポは全国に広がり、高知でもキバナタンポポがよく見られます。

 

 ということを思い出しながら、見つけたシロバナタンポポをぱしゃり。キバナも混ぜってましたが、シロバナがたくさん生えているところもありました。山ってすごいなぁ。言われてみれば、白いタンポポって街中じゃほとんどみないもんな。

 さらに余談ですが、外来種タンポポは、食用として日本に入ってきたそうです。

 

 とはいえ、少しタンポポのことを知っていたおかげで、タンポポを見つけるのも楽しくなりましたね。そこらへんに生えているんだけどもねw

 

 

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 さて、この坂道を下っていくと、こんな果樹園にたどり着きます。

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 ここは、リンゴ、ナシの果樹園で、秋ごろにリンゴ狩り、ナシ狩りができます。

 去年にはじめてお邪魔して、リンゴ狩りを初体験しました。ミカン狩りとかイチゴ狩りはよく行きますけども。(ちなみには私はイチゴが苦手です) こちらは色んな品種のリンゴやナシを栽培していて、秋ごろに狩りができるといっても、品種によってやや時期がずれるので、ホームページを確認してみるといいかも。

 リンゴ狩り楽しかったなー。何より、リンゴ狩りに慣れていないので、あんなにリンゴがある景色をみて興奮したなw しかも、ここのリンゴは美味しくて有名?だそうで、実際に採って食べたリンゴは美味しかったなぁ。農家の方も親切でした。

 皆さんも、ぜひ時期がきたら行ってみてください。

 リンゴ狩りの辛いところは、1個でお腹が張ることかなwww 何人かで行くと、複数の品種を食べ比べできていいんじゃないかなと思いました。

 もちろん、収穫したリンゴやナシを買って帰ることもできるので、お土産にもヨシ。リンゴの木のオーナー募集もしているそう。ちょっと興味があったりするw

 

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 ここら辺は農業が盛んで、ナシの木がたくさんある。たぶん、ナシwww 間違っていたらすいません。ちょうど花がたくさん咲いていて、なかなかきれいな景色です。

 

 ちょっと上ったところにあるトンネルを抜けると、西佐川。

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 雲の形が面白い。

 

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 桜並木の農業道がきれい。

 

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 そして佐川の街までやってきました。学校は午前中で終わりなのか、下校中の小学生が多い。

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さかわ霧生園

 街の中にあるスイーツショップ、「さかわ霧生園」

 今日は立ち寄りませんでしたが、地元で栽培しているブルーベリーを使ったスイーツ提供しています。テイクアウトはもちろん、2Fがカフェスペースになっているので、食べていくこともできます。

 

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 佐川役所前の桜も綺麗。そして、ここから牧野公園(山)の桜の色とりどりの白やピンクが見えて、改めて凄さに驚き。

 

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 牧野公園はさくらの名所100選の地だそうです。夜桜も楽しめます。今は知らんけどもw 去年は夜桜を観に行きました。車で行きましたので、ノンアルコールで楽しみました。。。

 

 「旧浜口家住宅」はカフェ&雑貨のお店になっています。古風な建物でなかなか楽しいですよー。

 

 牧野公園に今日は行かないということで(入口まではきているw)、お昼ごはんのことも考えて、佐川を去ります。

 ジーンズを穿いてきたことがそろそろ仇となり、お尻が痛い。頑張れ、わし。

 帰りは日高村方面から帰ります。同じ道は味気ないよねぇ。何より、もう登りが嫌だw

 

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 そして日高村に入ります。のどかな風景。

 

 さらに進むと、個人的に今日一番の感動が待っていました。

 

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宇佐八幡宮

 日高の街まで自転車を走らせていると、やたら目立つというか、高い桜が。この道は何度も通っているけど、あんなのあったのかと。桜の時期になって発見。

 近づいてみると、ただ通るだけではまず気づかないレベルにひっそりとある八幡宮。でも、今は違います。

 桃色に囲まれたとても神聖な空間でした。とても心現れるというか、文字通りパワースポットなのかなと感じさせられるほどに。

 この出会いに感謝したい。

 

 

 ここで元気をもらった(つもり)で、さらに進みます。

 街を抜けて少し行くと、急ブレーキ!

 なんか見つけた!

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クレッシェンド・ヤノ

 初めて見た。ケーキ屋のよう。これは、入るしかない!

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 種類はそこまで多くはない。何よりやっぱ新しい店の様子。最近ではないだろうけども。チョコケーキ、チーズケーキが気になるが、持って帰ることを考えると怪しい。。。とショーケースとにらめっこ。

 ふと、隣を見ると、

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 当店自慢のフィナンシェ? 自慢?

 「これが、オススメなんですか?」と伺うと、「そうです」と店主。そのまま焼き立てのフィナンシェを持ってきてくれる。

 フィナンシェなら持って帰りやすいし、ちょうどいい。ケーキはまた今度!

 ということで、フィナンシェをそれぞれ購入。プレーンと抹茶チョコ

 また面白い出会いがあったかなーと思いつつ。

 ちなみに、自宅に帰った瞬間に食べました。流石に出来立てではなくなってしまいました泣 売りにしていたカリカリ触感は、残念ながら時間が立つと固くなるデメリットがあり、外側はやや固くなっていました。出来立てなら間違いなく美味しいと思う! とはいえ、まだカリカリの感じは残っているし、中のふんわりはちゃんとある。こだわりというだけあって、味も中々。

 個人的には抹茶の方が好みでした! また機会があれば出来立てを食べに行きたい。

 

 

 日高村を越えると、今日の昼食を食べる予定のお店に到着。

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畑山ガーデン

 テレビの取材で全国放送にもなったことがあるらしい、こちらの「畑山ガーデン」野菜ソムリエの方が経営しているお店で、メニューはピザとデザートにドリンクがある。ピザはどれも野菜たっぷりである。

 野菜嫌いの私には一見向いていないお店だw

 

 けど、美味しいんだなぁこれが!

 

 ガーデンというだけあってなのかはわからないが、お花のテラスがある。

 

 

 平日の昼過ぎだというのに、人が多くいた。これは3密的にはまずいのでは?

 

 幸い、テラスが空いていたので、そちらで食べることにした。風通しの良いところで食べよう。何より庭のお花や暖かい気候もあって、間違いなく外の方が気持ちいい!(あとで思えば、テイクアウトもできたので、仁淀川でのんびり食べる手もあった)

 

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フルーツトマトのピザ

 フルーツトマトがこれでもかと盛られたピザ。

 

 最初に言っておく。私はトマトが嫌いです!

 

 しっかし、ピザの上のトマトは別なんですよ。チーズのおかげ?焼いているおかげ?ソースのおかげ? いや全部だ!

 

 いやー、やっぱり美味しいなぁ。焼き立てでサクサクの生地。フルーティーで程よい酸味のトマト。それらを包み込むチーズのバランス。

 日頃嫌いなトマトを、これでもか!と食べたので、健康になった気分!(あくまで気分) とはいえ、心が満たされたのは間違いではない。 実際、リコピンもとってるよ!

 

 さて、食事も終えたので帰りましょう。

 

 仁淀川の橋を渡ると、行きで使った道に合流するので、また違う道を。仁淀川沿いを通って天王方面に向かいます。

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 広大な仁淀川を望める川沿いをゆったりと走ることができますよと。気持ち良い気候なので、くさっぱらでちょっと昼寝したいくらい。

 

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 天王方面に向かう橋を渡る。

 このまままっすぐ行けば天王、左に曲がれば春野方面へ。

 距離だけでいえば天王方面だけれども、天王は上りが2か所増えます。春野方面は上りはなくなるものの、迂回ルートなので距離が延びます。

 さぁどっちにしようか。足も疲れて上りたくないし、お尻も痛いから長距離もしんどいぞとwww

 

 結果、天王ルートを選択。

 

 上りに差し掛かったところ(いの南小中学校)付近で気づく。

 

 

 

 これ、迂回できるんじゃない?w

 

 

 いの南小中学校へ向かう道からニュータウンをスルーするルートがあり、上りを1つ回避。通ったことのない道だったこともあり、得した気分♪

 

 残りは緩やかな上りだけなので、それを難なくクリアして、平坦な街中を通ってスタート地点に戻る。

 無事、完走。

 

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 総距離約65kmでした。

 ポタリングか?これ?w

 

 お尻が痛くなって、途中から立ち乗りばかりだったので、ふくらはぎに負担が結構かかりました。その為、途中で自転車に乗る際に足がつりそうになり、地面を踏み切れず転倒しそうになりました汗

 

 とはいえ、久々にいい運動になりました。見ごたえのある桜スポットも発見できましたし、新しいケーキ屋も開拓。好物のピザも食べて充実の1日になりましたとさ。

 

 

 

 

 

 天王を抜け、針木浄水場への道の前を通って戻る。

 針木浄水場は桜がたくさん植えられていて、高知では有名なお花見スポットです。

 

 父が亡くなったのは、ちょうど一年前の春。桜が舞う季節でした。

 

 父が入院していた国立病院から外出許可をもらい、近い針木浄水場へ行きました。満足に歩ける状態でなかったので、車から軽く眺めただけでした。それが父の最後の外出で、最後の花見となりました。

 

 

 父を思い出すとすれば、営業時間が終わってからも深夜遅くまで仕事。休みの日も仕事。合間に趣味のサイクリングを楽しむ。自転車に関係ない日は一日もなかった。仕事をしているか、コラムを書いているか、お酒を飲んでいるか、疲れて寝ているか、そんな記憶が多い。バラエティーなどはくだらないと嫌っていた父だったけど、勇者ヨシヒコと魔王の城は、「くだらん」と言いながらも笑って見ていたな。亡くなる1年ほど前、サイクリングに誘われた。いつも誘われたとしても、友人と遊びに行くなどで断っていたが、その日は特に予定もなくなんとなく同行。あまり顔には出ていないが、どこか嬉しそうだった父の顔があった。

 

 礼儀や家族事に厳しく、子どもの頃は煙たがっていたものの、生き方に芯があり、生粋の職人でした。柔軟な思考を持ち、父が譲れないもの以外は、子どもに何でも好きなことをすればいいと語る父でした。ある意味でおおらかだったというか、懐は大きかった。厳しかったけど。

 あんなに反対していたバイクも、口では認めなかったものの最終的には黙認。バイクを認めていないくせに、こっちが気を使って「○○に自転車で行くとしてどれぐらいかかる?」と聞けば、「自転車なら○○分、バイクなら△△分だ」という父。

 父は家に止めていたバイクを知人に見せ、「これはどういうバイクなんだ?」と聞いたらしい。「これはふらーっと出て行って帰ってこなくなるやつです」的なことを言われ、父はなんだか納得したらしい、的なことを母から聞いた。

 

 高校の時、中学までいつも寝坊で遅刻の常習犯だったこともあり、皆勤賞を狙い頑張っていたが、母が宮古島トライアスロンに行くのにあたって、自分にもついてくるように言う。学校に行くと断ったが、登校寸前に、「お母さんがあんなに言っているのに、お前は学校に行くのか!」と責められたことがある。自分は間違っていないはずなんだが。。。汗と思ったのはいい思い出だ。

 

 父の組んだ自転車に乗り、1年前に触れ、思い出したことでした。

 

 バイクに乗ることばかりで自転車にはほとんど乗っていないけれど、この自転車は大切な宝物であり、相棒です。

 

 ありがとう。

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 これからもよろしく。