当店について

 こんにち、は。

 

時ノ珈琲は、コーヒー専門店として営業しております。

 

 "コーヒーを通して有意義な時間を過ごしてもらうこと"をテーマに、コーヒーを淹れているお店です。(そこに甘いものもあると尚良し)

 

 時間は一定のリズムで平等に流れていますが、体感的にはその時その人の状態によって早かったり、遅かったり。流れの速さだけでなく密度も。タイミングによっても景色や感覚は異なります。そうしたことへ意識を向けられているでしょうか?

 当店、お客さんをよく待たせてしまうお店ですが、待たされる時間をあえて愉しんでいるとおっしゃってくれているお客さんもいらっしゃいました。

 

 コーヒーと共に、時の世界へ足を踏み入れてみましょう。

 

 

 2024年8月現在、南国市小籠の「cafe & co-create 月と星と」を間借りさせてもらい営業しています。

 

 「コーヒー関連のドリンクとちょっとしたお菓子がある程度」のコーヒースタンドに近いお店ですが、テーブル席が中心の喫茶スタイルとなっておりますので、喫茶店感覚で来られる方も多く、その為にランチがあると思って来店される方も多いです。

 コーヒーと共に楽しんでもらえるちょっとしたトーストはご用意しておりますが、ランチのお店ではないので、おかずたくさんのしっかりしたランチをご希望でしたら他店の利用をお勧めします。

 

 当店はコーヒー専門のお店ですから、コーヒーを注文してくださることが前提のお店です。コーヒーを1杯、どうしてもコーヒーが飲めない方でも、せめてドリンク1杯の注文をお願いしております。お魚屋さんにお野菜は買いに行かないみたいなもんです。

(そういいながらコーヒー以外の飲み物も出していたり、抹茶点てていたりすることもありますが)

 

 コーヒーが好きな方はもちろん、普段なんとなく飲む程度の方から全く興味がない方でも入口は広げているつもりです。

 

 ハンドドリップによるフィルターコーヒーと、エスプレッソを主軸にコーヒーをお作りしていますが、エスプレッソから派生するカフェラテなどもお作りしていますので、まだブラックやエスプレッソに距離を感じる方には、ラテから一歩踏み込んでもらえると思います。

 フィルターコーヒーの他、稀にサイフォンやエアロプレスによる抽出を行うこともあります。

 

 コーヒーを飲む方には良いコーヒーを楽しんでもらい、興味のない方にはここをきっかけにコーヒーに興味を持ってもらえるよう、手間暇をかけてコーヒーを淹れさせていただきます。

 

 紅茶やメロンソーダなどのコーヒーでない飲み物もありますが、コーヒーがどうしても飲めない事情のある方や、お子様のためのメニューとして一応準備はしております。時々お遊びで作るコーヒーアレンジの為に置いているという側面もあります。

 

 「コーヒーには興味がない」という程度でしたら、せっかく専門的に来られたのですから、コーヒーを飲んでみませんか?

 

 

○コーヒーについて

 

 基本的に、コーヒーは約3~5種、かつ、浅煎りから深煎りの幅広い焙煎度のものをご用意しています。

 将来的には自家焙煎も視野に入れていますが、「焙煎よりもコーヒーを淹れるのが好き」、「焙煎するまでの余裕が現状ない」ことから、味、品質共に私が求めているもので、かつ、信頼できるお店から珈琲豆を仕入れています。

 

 「コーヒーには詳しくなくて・・・」と気を使われる方は少なからずいらっしゃいますが、難しく考えることはありません。品評会ではありませんから、自分の口に合うかどうか、気分に合うかどうか、です。

 

 おすすめを!と言われることも多いですが、良いと思ったものしか取り扱いませんので、言ってしまえば全ておすすめです。ただ、ひとりひとりに合う合わないはありますので、好みや気分に合いそうなコーヒーを一緒に探してみましょう。

 面倒くさがって「なんでもいいからコーヒー!」というお客さんもいらっしゃいますが、せっかくの専門店です。ぜひじっくり選んでみてください。

 

 メニュー表に簡単ではございますが、コーヒーの情報をお出しいています。栽培される標高や農園などはひとまず置いておいて、フレーバーやアロマのコメントを参考にしてもらうのがまず一番かと思います。仕入先からのコメントや、私自身が飲んでみて感じたことを文章やデザインで表現しています。

 「オレンジとかストーンフルーツとか、なんやねん!コーヒーやろ!」と思われても仕方はないのですが、その味わいを意識することで感知もしやすくなります。

 

 コーヒー豆の見た目や、香りも確認してもらえるよう、アロマカッピングのご用意もしています。品種や選別による見た目の違い、焙煎度の違いを見るのも面白いですし、香りからコーヒーのイメージを膨らませてもらうのも良いかと思います。必ずしもコーヒー豆からの香り=液体としてのコーヒーの香りではありませんが、参考にはなるかと思います。(カッピングセットは1セットしかありませんので、ご来客状況によってはお渡しできないか、お待たせすることもあります。ご容赦くださいませ。)

 

 

・心地よく広がるフレーバーとアロマ

・十分な濃度感(理想的なBrix、TDS

・舌に嫌に残らないクリアさ(雑味カット)

 

を意識した味づくりをしています。

 コーヒー自体の品質も非常に高く、そもそもネガティブな印象の味わいは少ない上で、淹れ方でも雑味を軽減させていますので、上質なコーヒーそのものを味わうことができます。(通称・KONO式を軸に、私自身の好みの味、かつ、効率アップのアレンジを加えています。)

 

 ブラックでドリップコーヒーの神髄をお愉しみください。

 

・お手元に届いた際は、まず香りを。

 コーヒーアロマとそのリラックス効果を満喫。香りは揮発性ですので、時間と共に失われていきます。十分に楽しめるのは最初だけ。

 

・一度口の中をリセット。

 一口お飲みになる前に、お水で口の中を一度リセットすることもオススメします。コーヒーの持つ(焙煎度等によるが)苦味や酸味、渋味、コクなどに加えて、その豆の持つ豊かなフレーバーを感じていただけると思います。

 

・続けての二口目。

 一口目の成分がわずかに口に残った状態で飲むと、また印象が変わるかと思います。以降、お菓子などとの飲み合わせもお愉しみください。

 

・冷まして飲む。

 冷めてくると温かい内にはわかりにくかった表情を舌がより鮮明に感知し、冷めていく間に起こった成分変化も相まって、味わいが変わります。その違いもコーヒーの楽しみの一つ。当店の淹れ方ではネガティブな印象の味わいを軽減させている為、冷めてもえぐみはほとんどありません。中には、冷めてきた方がより美味しいコーヒーもあります。(ホットで頼んだからには、ホットならではの美味しさが一番でしょうから、冷ますことを強制しません。その代わり、その違いを確かめてもらいやすいよう、約1杯分サービスでお付けしています。)

 

 あくまで、こういったことを意識されるとより愉しんでいただけると思いますという提案で、強制するものではありません。各人、自由にお愉しみください。

 

 コーヒーを愉しむことに特化したお店ですから、お席に砂糖やミルクは常備しておりませんが、好みは人それぞれです。「砂糖やミルクを入れた感じが好き」という方もいらっしゃいますし、雑味的なものでなくても苦みや渋みに拒否的な方もいらっしゃることは理解しております。必要な方はお声がけください。

 とはいえ、液体中のコーヒーの成分はわずか約2%で、残りの約98%は水。砂糖やミルクを入れてしまうと、コーヒー本来の味はぼやけてしまいますので、一口飲む前から混ぜてしまうのではなく、まずは一口飲んでみてご判断いただけますと非常に嬉しいです(私が)。

 

 

 

○おかしや軽食について

 

 私、食べることも大好きでして、コーヒーとお菓子の時間が至福と思っております。

 

 というからには、自分のお店でもそうした時間を演出しようと考えるのは必然。

 

 お菓子作りのプロではありませんし、調理系の学校にも行っておりませんので、知識もまるでないところからのスタート。手探りの試行錯誤です。まぁお菓子屋ではないので家庭的に出てくるような美味しいお菓子を目指しました。

 

 作る過程的にプロには敵わないと自覚しているとはいえ、最終的な味の判断はできます。こだわりも強く、結局、自分が納得したものしかお客さんには出せない気持ちから、最終的には胸を張ってお売りできるものにはしているつもりです。

 

 そうしながらいきついたレシピが数種ありますが、結局ワンオペ問題がありなんでもかんでも作る余裕がないので、気まぐれでお菓子が登場しています。慣れてきたもので、当初よりはお出しできるお菓子の数も増えました。

 

 お店オープン時になんとなくで先発に選んだバスクチーズケーキが自分でも驚くほど評価をいただいたことで、当初は日替わりのような感覚でお菓子を作るつもりが、バスクを作り続けないといけないような状態になってしまっております。先発がバスクじゃなかったらそっちばかり作っていたんじゃないだろうかとifな話を考える私です。

 

 ただ、十分美味しいと思ってお出ししていますが、あくまでお菓子はメインではないのでw

 

 "コーヒーと共に愉しむ"

 

の目的のもと、お菓子作りをしております。

 コーヒーと共にご注文いただき、そのマリアージュをお愉しみくださいませ。

 

 本当はドーナツ大好き人間なので、コーヒーとドーナツのお店にしたかったのですが、本格的に取り掛かろうとしたタイミングでドーナツブームが到来した様子なので、ひとり萎えています。流行るとやりたくなくなる性分で。。。

 落ち着いてくるか、丁度よいタイミングを見てドーナツを始動する予定です。

 

 

 朝からゆったりコーヒーを飲む時間もいいもので、理想をいうならモーニング的なこともしたいのですが、ここでもワンオペ問題や、メインのコーヒーに手間暇がかかりすぎることなどに引っ掛かってしまい、モーニングはできていません。

 ヨーロピアンスタイルといえば聞こえがいいかわかりませんが、イギリスのコーヒースタンドのように、コーヒーやカフェラテと、クロワッサンやトーストを食べるようなモーニング最高じゃないか!と始めてみたものの、「これはモーニングじゃないわ」とご近所さんは皆逃げていきました。高知県のモーニング文化には受け入れられなかった様子。。。

 とはいえ、まかない的に作っていたトーストの評判が良かった為、まかないの延長でトーストを出していたら、食べてくれた方からは評判良く、軽食程度として継続的にお出しすることになりました。コーヒーとの相性も◎。

 

 モーニングやランチ主体のお店ではないので、プレートにおかず盛りだくさん!なものをお求めの方には向いていませんが、そういったものを気にしないのであれば十分ご満足はいただけるかと思います。

 

 現状では、生ハムのサンドを定番化させて、気まぐれで違ったトーストやフレンチトーストなどお作りしています。

 

 

 

〇当店は客を待たせている。ごめんなさいorz

 

 わざと待たせているわけではなく、可能な限り急いでおりますが、

・ワンオペ問題

・ドリップ法問題

・食器洗い問題

などなど、一見空いていてもお客さんを待たせてしまいやすい状況にあることは申し訳なく。しかし、ご容赦いただきたいところです。

 

 ワンオペによる1倍速状態ですので、注文を聞いたり、お会計をしたりするばかりで、コーヒー一切淹れれていないという状態もあります。逆にコーヒーを淹れている為、注文や会計をお待たせすることも。将来的には、人を雇うことも視野に入れていますが、今の内はご容赦くださいませ。

 

 ご提供時の品質保持の観点から、2名までなら許容範囲内ですが、3名を超えてくると同時に品物をお出しすることが非常に困難になります。4名掛けのお席もありますが、1組1~2名でのご来店を推奨とし、3名以上では品物がお席に届くのにタイムラグがそこそこ発生してしまうことをご了承くださいませ。

 

 どうしてもご不便をおかけしてしまわざるを得ないので、お待ちいただく時間を愉しむ余裕をお持ちの上、ご来店お願い致します。その代わり、満足いただける最良のもののご提供に尽力いたします。

 

 お会計を先にしておけば、お会計のお客さんだけでもお待たせすることは減らせるのですが、少しでもお客さんとお話する機会を持ちたい店主のワガママで、後会計としています。会計待ちの時間が嫌だ!という方はおっしゃっていただければ、お先に会計を済ますことも可能です。

 

 電子決済化が進みつつありますが、現在の当店の支払い方法は、現金、またはPayPayとなっております。クレジットやその他の決済方法をお受けできませんのでご注意くださいませ。